溜まっていたRAKUの作品を焼いた。
RAKUのルーツは日本の伝統的な楽焼だが、海外で発展した。
900度位の低い温度の窯に作品を入れ、15分くらいで釉薬が融けたところを見はからって火ばさみで取り出し、すぐにおがくずなどに埋めて燻す。そして水で急冷する。
この焼成方法は、以前にニュージーランドを旅行したとき、現地の陶芸家に教わった。
僕のRAKU窯だと一度に詰められる量は、茶碗で2~3個。窯の前で火ばさみを手に、ひとつ取り出してはひとつ詰め、という作業を繰り返しながら焼いてゆく。
目の前ですぐに出来上がるので、結果を見ながら焼く温度や時間を修正することも、再度窯に入れて焼き直すこともできる。この自在で即興的なところが気分を盛り上げるのだ。