先週末、横浜の桜木町に行った。用が済んで時間ができたので、野毛の界隈をぶらつく。日が傾きかけた商店街、どこからか祭囃子が聞こえてくる。灯りの灯った店々の中から楽しい雰囲気が通りに溢れはじめている。焼き鳥、泥鰌、一杯やる店を探すには困らなそうだ。こういう古い商店と新しい店がミックスし、雑多で煮詰めたような街が好きだ。賑やかなのに、気持ちを和やかにするような落ち着きを感じるのは、時間、時代を経てきた街だからだろうか。すぐ隣には高層商業施設が立ち並ぶ"再開発"地区があるがこういうエリアにはどうも足が向かない。最後に、以前から一度行ってみたいと思っていたjazz喫茶ちぐさを訪れる。大きなスピーカーの前でレコードの演奏を聴きながら創業昭和8年という店の雰囲気を味わった。